楽天カードが発行するクレジットカードについて2022年6月21日より、会員規約を改定すると公式サイトより発表がありました。
具体的な禁止事項として「転売事業」を目的とした商品購入も禁止する行為の1つとして挙げられています。
これにより実質、楽天ポイントせどりは終了ということになります。
もし規約違反を犯せば、楽天カードの使用停止、獲得ポイントを全て没収というペナルティが待っています。
https://www.rakuten-card.co.jp/agreement/card_member/revision/20220621/
また、2022年7月より(6月達成7月適用分)ヤフーショッピングのPAYPAYステップの改悪が始まります。
マックス+9%だったのが、マックス+5%になり、4%減となります。(別表参照)
結果、auペイマーケットやQoo10などのプラットフォームでは仕入れる規模が小さすぎますし、Amazon刈り取りもAmazonが禁止すれば仕入できなくなります。
プラットホームに依存する電脳せどりは、今後ますます稼ぐことが難しくなると想定しておかないといけません。
では、これからどうやって物販で稼いでいくのか?
その手法について見ていきます。
目次
店舗せどり
電脳せどりが流行し始めたのは、ここ3~4年くらい前からで、せどりの基本は店舗せどりです。
いま一度、原点に帰り店舗せどりをするのもいいかもしれません。
・家電店:ヤマダ、ビッグカメラ、エディオン、ジョーシンなど
・リサイクルショップ:ハードオフ、ブックオフ、良品会館、古本市場など
・ドン・キホーテ:メガ・ドン・キホーテ、ドン・キホーテ
・コストコ:電脳、店舗
・ホームセンター:コーナン、ロイヤルホームセンター、ダイキなど
店舗せどりのメリットは、1点ものや高利益商品が見つかりやすいことです。
一方デメリットは、一度仕入れすると商品が品薄となり、次回仕入れまでに時間がかかることです。
本気でやるなら、近郊だけでなく遠方まで足を運ぶ必要がありますので、かなりの時間と労力を要します。
そこまでがっつりやらなくても、せどり経験者なら利益商品は見つかりやすいので、月数万円程度なら店舗せどりで稼ぐこともできます。
卸問屋仕入
ネットで「〇〇 卸問屋」などと検索すると、卸問屋を知ることができます。
有名なネット卸仕入先に「NETSEA」があります。
https://www.netsea.jp/buyer/register
注意したいのは「営業電話をかけてくる卸問屋」です。
Amazonなどでアカウントを検索し、特にアカウントが若い人や初心者を狙って電話をかけてきます。
その時は利益が出る商品であっても、商品が届き出品するころには利益が取れないどころか赤字処分しないといけない事がほとんどです。
「あなたに電話するということは、あなたの他にも数百人や数千人にも営業電話をかけている」と認識しておきましょう。
値下げ競争に巻き込まれるのは必然ですし、1回の発注数も最低でも1ダース(12個)以上となります。
支払いも前払いの現金ですし、一度購入するとしつこいくらいに営業電話をかけてきます。
わたしも、とある卸先から数百万円仕入れましたが、大半が損切り処分し今も在庫をかかえている商品もあります。
もし、営業電話がかかってきたら、必ず断るようにしてください。
営業電話以外でも、ネット上で審査なしに簡単に登録できるサイトにも注意しましょう。
上記のNETSEAは、仕入業者専用で個人購入は不可ですし、登録時の入念な記載事項や審査もあります。
卸問屋を選ぶなら、きっちりした段階を踏んだ業者の方が信頼度が高いので、信頼できる卸問屋を開拓しましょう。
メーカー仕入
こちらもネットで「〇〇 メーカー」などと検索すれば、そのジャンルのメーカーを知ることができます。
ただ、大手メーカーから直接仕入れるのは、かなり難度が高いです。
家電であればパナソニックやソニーから直接仕入れ、化粧品であれば資生堂やカネボウから直接仕入れるということで、こういった大手から直接仕入れるには、実店舗での販売が必須となるからです。
では、どうやってメーカーと取引するのか?
これは、keepaを使ってセラーリサーチするのがいいと思います。
そして闇雲にセラーリサーチするのではなく、あなたが取り扱いたいジャンルを決め、有名大手メーカーではなく、あまり名前は知られていないがAmazonでそこそこ売れているメーカーをリサーチするのがいいでしょう。
順位は1万位~10万位くらいで、月に20個以上売れている商品で、出品セラーは5人くらいまでが狙い目です。
こういった商品を見つけ、メーカー名のリンクをクリックすれば、そのメーカーの商品一覧を見ることができます。
それから、そのメーカーをグーグル検索し、メールや電話で問い合わせしてみましょう。
注意すべきは、そのメーカーも出品している場合です。
このケースは、取引できたとしてもメーカーが価格規制をかけ、一定価格以上でしか販売できないことがあります。
そうなると、まずカート取得はできないので、メーカーが直接出品している場合は諦めた方が無難かもしれません。
しかし、他の出品者はメーカーと直接取引しているセラーの確立が高いので、それを基にセラーリサーチを進展させましょう。
国内OEM
こちらも「〇〇 OEM」と検索すれば、そのジャンルのOEMメーカーを知ることができます。
まずはいろいろなOEMメーカーを調べ、メールや電話で問い合わせしてみましょう。
相手はOEM専門のプロなので、ロットやコストなど気になることを聞いてみると丁寧に応対してくれます。
わたしの場合は、OEMを依頼したメーカーの商品を扱うこともできました。
つまり、メーカー仕入とOEMの二重取りができたということです。
メーカー仕入やOEMは敷居が高いと思われがちですが、個人でも対応してくれる業者はたくさんあります。
まずは行動しないと始まりませんので、OEM業者をリサーチし問い合わせすることから始めましょう。
まとめ
わたしが紹介した以外にも、中国輸入や中国OEM、ebay、BAYMAなど海外を通じての物販手法もありますが、わたしはBAYMAで失敗したこともあり(また記事にします 笑)、まずは国内物販に取り組んでいます。
楽天の「転売禁止」の衝撃発表や、Yahoo!ニュースなどでも転売ネタが取り上げられていますので、今後いままで以上に、せどりや転売に対して世間の目が厳しくなるでしょう。
これからは卸問屋やメーカーから正当に仕入れたり、OEMによる独自商品をつくるという、まっとうな物販が主流になると想定されます。
せどりをメインに取り組んでいる人には先行きが不安ですが、せどり自体も先行きが見えない不安定なビジネスです。
「楽天ポイントせどりは、まだいけるだろう」。
そう思い、わたしが所属しているLINEグループでも、辞めない意向の人は結構います。
もちろん自己責任でやるので、いいのですが「いつ垢バンになるか不安」と思いながらビジネスをするよりも、「ピンチはチャンス」「ここが転機」と考え、そういった人よりいち早く方向転換する方が将来性があります。
ですので、まずは自分に合った物販スタイルを見つけ行動しましょう。
はじめまして!
53歳で30年間勤めた会社を辞め起業した、しんまんです(^^)
(詳しくは⇒プロフィール記事へ)