Amazonせどりをしていて一番怖いのが、アカウント停止やアカウント閉鎖などの垢バンのリスクがあることです。
では、「アカウント停止」と「「アカウント閉鎖」の違いは何でしょうか。
アカウント停止・・・商品の販売と売上金の入金が一時的に止まること。
停止原因の改善報告書を提出し、受理されれば再開可能。
アカウント閉鎖・・・停止警告に対し改善されなかった場合、売上金が90日間保留、
FBA在庫全ての無条件返送か処分、アカウントの再開はなし。
つまりアカウント停止の警告を受けて改善すれば再開可能、改善しなかった場合はアカウント閉鎖になるということです。
目次
Amazonで垢バンになるリスク行為5選
いずれにしてもAmazonから見慣れないメールがくるとドキッ!とします。
では、どういった行為が垢バンのリスクにつながるのでしょうか?
今回は垢バンになる可能性がある、5つのリスク行為について書いていきます 。
Amazonでの無在庫販売は禁止
よくブログやyoutubeで無在庫販売を推奨している人がいますが、Amazonでは無在庫販売は禁止されていますので注意しましょう。
無在庫販売とは手元に在庫を持たないで、注文を受けたあとに他のECサイトや実店舗で商品を仕入れて販売することです。
在庫を持つことなく販売できるのでリスクがないように思えますが、Amazon販売ではリスクがあります。
受注してからの仕入になるので発送遅延になり、余りにも発送が遅くなると購入者から問い合わせがきたり低評価を付けられてしまいます。
Amazonには顧客満足度による評価項目がありますが、これは「出荷遅延率」に該当します。
通常、普通の購入者は無在庫販売の手法や仕組は知らないでしょう。
しかし仕入先から 購入者に直送する場合、パッキンがAmazon専用ではない 他の家電店などAmazon以外のパッキンから商品が送られてくると不自然に思わないでしょうか。
「Amazonで注文したのに、なぜ○○店のパッキンで送られてくるの?」
AmazonのFBA倉庫からの受注発送であれば、Amazonのロゴ入りのパッキンで発送されます。
自己発送するにしても、無地のパッキンで発送するのがマナーです。
大型商品であれば、商品のパッキンに直接送り状を張り付けても問題はありません。
要は購入者に不満や不信感を持たれなければいいのですが、Amazon以外の店名入りのパッキンで送られてくると、何も知らない購入者は不自然に思うということです。
また無在庫販売の場合「Amazonに商品登録したときは在庫があったのに、いざ注文が入ると在庫がなかった」というケースも多々あります。
この場合は注文をキャンセルすることになりますが、これは評価項目の「キャンセル率」に該当し、通常キャンセル率は2.5%以内とAmazon規約で定められています。
キャンセル率が高くなるとAmazonから「アカウント停止なる可能性があります」と警告がきます。
このように顧客の低評価につながるケースがありますので、Amazonの規約に反しない販売形態を取るようにしましょう。
フリマからの仕入
メルカリ、ヤフオク、ラクマなどのフリマで仕入れた商品は未開封であってもAmazonでは新品の出品はできません。
Amazonの規約では個人から仕入れた商品、一度人の手に渡った商品は新品と認められていないからです。
仮に、新品として出品し売れたとしても、購入者からのクレームが入ると真贋調査⇒即アカウント停止ということになりかねません。
また2021年6月、警視庁より「フリマからの仕入れは実質違法」との見解が発表されました。
「営利目的」で継続した場合は無許可営業とみなされます。
古物商の許可を申請している場合でも、買い受け額1万円以上は「非対面取引時に求められる本人確認が必要」となります。
フリマでの売買は匿名取引がほとんどであり、本人確認に応じる人はそういないでしょう。
ですから、実質的にフリマ仕入は無理となるわけです。
まだまだ不透明は部分はありますが、今後フリマ仕入に関しては、ますます規約が厳しくなると想定されますので、今のうちから止めておきましょう。
複数アカウントの所有
こちらもブログやYoutubeなどで「複垢のつくりかた」を解説している人がいますが、Amazonで複数アカウントが認められいるのは「商品を購入するためのアカウント」だけです。
つまり「出品者用の複数アカウント」の所有は、Amazon規約で原則禁止されています。
複数アカウント所有が発覚すると、全ての所有アカウントに紐づけされ、連鎖アカウント停止になりかねません。
またスタバなどのカフェで共有のWi-Fiを使用していて、たまたまAmazonアカウント停止の人と居合わせた場合、これも停止アカウントに紐づけされ、アカウント停止の連鎖になる可能性がありますので十分注意しましょう。
どうしても複数アカウントが必要な場合は、Amazonが提示する条件をクリアする必要がありますので、サポートセンターなどを通じて相談してみましょう。
あと、1つのアカウントで同じASINの商品を同じカタログで複数出品することも規約上禁止されています。
「うっかり出品してしまった」ということがないように注意しましょう。
カスタマーレビューの操作や自作自演のレビュー
購入者からのレビュー評価はアカウントを健全に保つためにも非常に重要です。
ただし、いいレビューを書いてもらえるように誘導したり、自作自演のレビューは禁止されています。
Amazonのレビューは「1品番の商品が50個売れて、やっと1つの評価レビューが書かれるのが目安」といわれているので、商品販売数に対し過剰なレビュー数や高評価のレビューばかりの出品者は操作している可能性があります。
ただ、レビュー記入に対してのポイントバックや値引、販促品の付与という対策を取っている出品者もいますので、一概に良し悪しはいえませんが、要は購入者に不快な思いをさせることなく、メリットやベネフィットを提供できれば自然と高評価のレビューが増えるのではないかと思います。
私はプライスターの「サンクスメール」を活用しています。
こちらに登録すると自然なレビュー依頼のメールが自動的に送信されますのでおススメです。
プライスターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
偽ブランド品の販売
偽ブランド品の販売は「商標法」の侵害で犯罪になります。
フリマや海外サイトには偽物ブランド品が出回っている可能性が高いので、購入する際は細心の注意を払う必要があります。
例え本物であっても、購入者からのクレームがくれば真贋調査の依頼がくることがあります。
この時に、正規のルートからの購入を証明できないとアカウント停止に繋がります。
ブランド品を取り扱う場合は直営店からの購入など、必ず正規品であることを証明できるようにしておきましょう。
注意点として、並行輸入品は偽物の可能性があるので「正規品としては販売できません」。
出品する際は、並行輸入品と表記の記載があるカタログに出品するか、自身でカタログを作成する必要があります。
ブランド品の取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
以上、Amazonで垢バンになるリスク行為について解説してきました。
Amazonは「お客様第一主義」の企業ですので、お客様のことを考えた対応をすることがアカウントを健全に保つことに繋がります。
現在はネット上で様々な情報が飛び交っていますが、Amazonの規約を知り規約に遵守した出品者になることが、アカウント停止のリスクを回避する一番の方法だと思います。
もし分からないことや、不明点があれば、Amazonのサポートセンターに問い合わせしましょう。
大口契約の出品者であれば、毎月出品料を支払っていますので、どんどんAmazonを活用しましょう。
はじめまして!
53歳で30年間勤めた会社を辞め起業した、しんまんです(^^)
(詳しくは⇒プロフィール記事へ)