Amazon物販では、12月が1年で一番売れる時期といわれています。
最近はブラックフライデーも盛んになり、セールをするのが当たり前になってきました。
11月20日頃~クリスマスまでは売れるだけでなく、仕入れもしやすい時期といえます。
しかし、売れる時期であるがゆえ、仕入れたものを売り逃してしまうケースもあります。
では、実際12月に入ってから、どのように販売していけばいいのでしょうか?
目次
Amazon物販で12月に仕入し、販売していく方法
Amazonで物販をやっている人は、AmazonのFBA倉庫に納品して販売している人が多いと思います。
理由は手数料は掛かりますが、売れれば自動的に倉庫から商品が発送されるので時間的手間が省けるからです。
しかし11月末辺りから、このFBA倉庫への納品がかなり混み合ってきます。
納品手続きしたはいいが、2週間くらい入庫待ちなんてザラです。
通常なら多少は大目に見てくれる重量オーバーの納品も、年末の混み合う時期は無条件返送の対象になりかねません。
せっかく納品した商品が、受領されなければ販売もできず機会損失になってしまいます。
また、仕入れた利益商品も2週間も経てば、値下げ競走に巻き込まれている可能性もあります。
12月は自己発送する
そこでライバルを出し抜くためにも、12月は「自己発送」することをおススメします。
自己発送であれば出品登録後、商品が売れた時点ですぐに発送できるので、売り逃しと価格競争のリスクが激減します。
注意点として「購入した商品が手元に到着してから出品登録」してください。
電脳せどりなどで仕入れ、手元に商品がない状態で出品登録し売れてしまうと、「無在庫販売」となります。
Amazonでは無在庫販売は禁止されているので、購入商品の出荷遅延、購入店からのキャンセルなどの理由で、売れた商品をキャンセルするとAmazonからペナルティを受ける原因になります。
早く売りたい気持ちは分かりますが、ちゃんとした手順を踏んで自己発送しましょう。
Amazonの販売に関する注意点は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
おすすめ仕入① 大型家電商品
AmazonのFBA倉庫に納品すると、大型家電は保管料、販売手数料とも割高になります。
ですから、大型家電は自己発送することで自宅で保管しておき、売れた時に発送すればいいので保管料の心配がなく、無理に値下げする必要もありません。
大型家電の中でも特に季節商品がおすすめで、10月~12月に仕入れるならストーブやヒーターなどが狙い目です。
では実際わたしが、あるブラックフライデーで仕入れて、自己発送で即売り切った大型季節家電を2つご紹介します。
アラジンのヒーターですが月50個以上売れています。
keepaのピンク波形はカート価格ですが、2021年4月~9月くらいまで出品がなかった商品が、10月くらいから急に売れ出してきています。
最も高値で売りたければ、やはり在庫保管料が気にならない自己発送をおススメします。
こちらも アラジンのストーブですが月50個以上売れています。
上と同様、 2021年4月~9月くらいまで出品がなかった商品ですが、10月くらいから急に売れ出してきています。
このように暖房系の季節家電は10月~12月末くらいが一番売れる時期ですので、機会損失がないように仕入れして販売しましょう。
またAmazonでの家電販売の保証に不安がある方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめ仕入② 大型おもちゃ
12月はクリスマスがあるので、プレゼント用のおもちゃで特に単価が高く、大型系のおもちゃがおススメです。
定番系ではアンパンマンや仮面ライダー、トレンド系では鬼滅の刃やすみっコぐらし、中でも今は「パソコンタイプ」のオモチャが人気です。
では、実際わたしが、あるブラックフライデーで仕入れて、即売り切った商品のオモチャを2つご紹介します。
こちらは今トレンドのパソコン系のオモチャで、月に100個以上売れています。
現在は価格も13000円~14000円で安定していますが、Amazon本体が復活すると一気に2000円くらい値下りしますので、あまり高値で引っ張り過ぎず、頃合いを見て売り切りたい商品です。
また、この商品以外にもパソコン系のおもちゃは売れ筋ですので、是非チェックしてみてください。
こちらもトレンドの鬼滅の刃のおもちゃで、月に100個以上売れています。
価格は最高値から一旦下落し、クリスマス商戦前にまた値上がりしています。
波形から見るとクリスマス前の8000円前後がピークになりそうです。
オモチャは特にクリスマスを過ぎると急に値下りしますので、販売時期を逃さないようにしましょう。
添付しているkeepaの波形の見方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
おすすめ仕入③ 大型クリスマスグッズ
12月はクリスマスグッズが売れますが、「12月25日着」までの商品が有効で、25日を過ぎると当然全く売れません。
ですからトレンド商品はほどほどにして、最悪1年持ち越しを想定した定番的な商品もチェックしておきましょう。
Amazon物販での自己発送のメリットとデメリット
ここでAmazon物販での自己発送のメリットとデメリットについて、まとめておきます。
・売れた時点ですぐに発送ができるので、FBA倉庫の納品遅延の心配がない。
・商品購入→到着後すぐに出品、販売できるので値下げ競争のリスクが減る。
・FBA倉庫の保管料が掛からない。
・ライバルが多く、値下がりする商品でも自宅保管で保管料が掛からないので無理に値下げする必要はなく、売りたい価格まで商品の寝かせができる。
・他のFBA倉庫出品者よりも、安めに価格設定する必要がある。(FBA倉庫商品優先のため)
・自己(自宅、事務所)保管しておくスペースが必要になる。
・自分で発送するため、時間と手間を要する。
まとめ
以上、Amazon物販で12月に売っていく方法について解説してきました。
自己発送にはメリットもデメリットもありますが、経験上わたしは大型商品に関してはメリットの方が多いように思います。
ですから12月に限らず、わたしは通常でも大型商品は自己発送するようにしています。
もちろん「自己発送なんかやっている時間はない!」という方もいるでしょう。
しかし、こういった細かい作業をすることで、仕入する商品や必要経費にも差がでてきます。
また、わたしは専業でAmazon物販に取り組んでいるので、「その日の19時までに出荷が間に合う売れた商品」は、その日にヤマト運輸などに持ち込むようにしています。
当日の19時までの発送であれば、基本的に「翌日に商品を届けることができる」からです。
自分が購入者の立場になれば「1日でも早く注文した商品がほしい」ものです。
この即日発送をすることで、お客様から好評価を得たことも少なくありません。
これも自己発送によるメリットといえるのではないでしょうか。
Amazon物販に関しては、人それぞれ手法や戦略があると思いますので、これが正解というのはないかもしれませんが、私自身の経験でよりよい情報をお伝えできれば光栄だと思っています。
はじめまして!
53歳で30年間勤めた会社を辞め起業した、しんまんです(^^)
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